顎関節症 - 野木町の痛み・しびれ専門「丸林施術院」

歯ぎしりや食いしばりをする方に多い原因です。

物事に集中しすぎて緊張が高まり、咀嚼筋（ものを噛む筋肉）に常に力を入れてしまうために、顎の関節を歪ませたり動きを悪くしてしまいます。

始めたら最後までやり切らないと気が済まない、完璧に終わらせないと気がすまない、というまじめな頑張り屋さんは要注意です。

また、過度のストレスから食いしばりや歯ぎしりを起こすこともあります。

顎は、骨盤、肩関節とともに体のバランスを取る役割を持っています。

もし骨盤が歪むと肩がそれをかばって反対側に歪み、またそれを顎がかばって反対側に歪んで体全体のバランスを取るのです。

体全体がバランスを取れていても、各部分を歪ませてかばっているために、顎にも不自然な負担がかかることになります。

顎に不自然な負担がかかると噛みあわせが悪くなり、顎の関節に痛みが出たり動きが悪くなったりします。

また、親知らずを抜いたり、詰め物をしたり、噛みあわせが悪くなって体が歪んでしまう場合もあります。

物を噛む時に片側の歯ばかり使っていると、噛む筋肉にもアンバランスが起こって歪むこともあります。

顎関節はそれほど体のバランスに影響を受けるのです。

病気と言うと大げさかも知れませんが、首こりや肩こりがひどくなって顎の痛みを引き起こすことがあります。

肩こりや首こりで緊張した筋肉が顎につながる神経を刺激して痛みを発するのです。

そして、こちらは本当に怖い病気です。

狭心症や心筋梗塞など心臓疾患の放散痛（原因とは違う場所が痛むこと）で下顎が痛むということもあります。

胸や首、肩にも同時に痛みがある場合は注意が必要です。