肩こり整体の後、首が伸びました
つらい肩こりと首こりが続いていることで来院されたお客様。
本人は学生時代の部活が原因と思われていたのですが、その後も肩こりが続いているので本当は何が原因か知りたいこともあるようです。
お話を聞いた時点では、右側の肩が特に痛みがあるという事で骨格のゆがみが原因と推測していたのですが、実際に検査をしてみると、ひどいゆがみはありません。
大きな原因と思われるのは、背骨でした。
背骨を横から見ると、前後に緩いS字カーブを描いています。
生理的湾曲などと呼ばれていて、そのカーブが重い頭を支えるために重さを分散させる役目をしています。
この生理的湾曲の度合いが大きい人と小さい人がいるのですが、この方は湾曲が小さく、寝てもらうと背骨がまっすぐに見えます。
こういう状態では、背骨が頭の重さを分散できずにストレートに受け止めてしまいます。
そのうえ、疲労がたまっているようで背骨の関節が固く姿勢も悪くなっています。
本人の感覚としては、肩がこって首がこって背中もこっているというものなのですが、実際には筋肉のこりはそれほどありません。
まず体が本来の状態に戻れるような力が必要なので、血液の循環を上げました。
あとは固まって動きが悪くなっている背骨に動きをつけて終了。
施術後と施術前にとった写真を比べてみると、首がにゅーっと伸びたように見えます。
そのくらい姿勢が悪く、首が詰まってしまっていたんです。
こんな肩こりの場合には、肩だけ施術しても改善しません。
一番大事なのは、本来体がどうなっているのが良い状態なのか。
その状態にどこまで戻せるかです。
だから、肩こりの整体だけど体の別の場所の問題も解消することができるんです。