内臓の血流の重要性
当院の整体では血液の循環、ことに内臓の血流を重要視します。
もともと体の不調は内臓の血液の流れの滞りが、体のあちこちに影響を与えることから起こります。
安静にしている時、体の血液の流れはどうなっているかというと、50%以上が内臓に集まっています。
体を(生命を)維持していくためには、それくらい内臓に血が通っていかなければならないわけです。
もしも内臓に(疲労などの)異常があって血液の流れが滞れば、その影響は内臓から血液が流れていくはずの、体の50%以上の部分に及ぶことになります。
だから、その時内臓以外の部分にゆがみや筋肉のアンバランス・疲労などがあれば、当然その部分を回復させるための血液が十分に行き届かず、回復することができないという事です。
回復できない部分は、そのまま血流に滞りがあると、より損傷が広がり、なおさら不調を強めていきます。
ですから、ここでしてあげなければならないのは、不調の大本である内臓の血液の循環を高めて上げることなのです。
肩が凝った時は肩をもんであげる。
ではなくて、内臓の血流を良くしてあげることが先決です。
腰が痛い時には腰を揉んであげる。
ではなくて、内臓の血流を良くしてあげることが先決です。
それから、血液が十分に流れるようになった肩や腰を調整してあげれば、回復はより早まります。
内臓の血流はそれくらい重要なことなのです。