動かなくても痛む:痛み・しびれの原因の探し方

前回の続きです。
原因を探す時に必要なキーワード
「〇〇した時に△△だ」
の最初のステップは「〇〇した」というパターン別に分けることです。

「〇〇した時」の3つの分類

詳細に分類する前に、状況を大きく3つに分けておきます。
1.動かすと痛む
2.環境が変わると痛む
3.何もしなくてもいつも痛む
この分類では、数字が大きくなるほど症状が重い可能性があります。
そのため、順番が逆ですが、3からご説明します。

何もしなくてもいつも痛む

姿勢を変えても変えなくても、動いても動かなくても、さして程度は変わらないが常に痛みがある場合です。
痛みの原因を探す時に一番むずかしいケースです。
この場合考えられるのは、臓器(内蔵を含む全般)の病気、外傷を含む体の組織の損傷、体内の組織の炎症などの可能性です。
まず病院での検査を優先する必要があります。
 
 
 
レントゲン診察
腰が痛かったり、肩や背中が痛かったりすると、一見筋肉骨格系の不調と感じますが、腹大動脈瘤解離心筋梗塞など、命に関わる病気が隠れていることもあります。
このような病気では、動かなくても強い痛みや違和感が持続することが多いです。
katakori
ですので、当院でも施術をしたあとも症状に変化がない場合や、常に強い痛みがある場合には、病院での検査をおすすめすることもあります。
ただし、頭痛はこのパターンに入りますが(じっとしていても痛いという意味で)、整体の守備範囲なので例外と言えます。
kounenki
次回に続きます。

整体

Posted by 土井俊典