正しい姿勢に悩んだ時は

頭痛肩こりを姿勢から改善するてのひら整体です。
施術の結果として姿勢が改善するのですが、その施術だけでは十分に改善できていない時があります。
それは、無意識のうちに姿勢に強い癖がついてしまっている時です。
これは、意外に良い姿勢を心がけている人に多いです。
『良い姿勢=胸を張る』と思っている人は、必要以上に胸を張るために背骨が反り返ってしまいます。

そうなると自然に骨盤が前に出過ぎてしまい、普通に立っているのに腰や背中が痛くなったり、肩や首がこってきたりします。
そんな時には、施術後に良い姿勢を作るアドバイスをするのですが、大半の人が混乱します。
一番の原因は実際の姿勢と、自分がイメージしている姿勢にギャップがあるからです。
本当に楽で正しい姿勢になると、どうしても前かがみになってしまったように感じます。
それは、もともと正しいと思ってやっている姿勢が反り返っているからです。

この実際と自分のイメージのギャップを知るには、実際に姿勢を見るしかありません。
ただし、自分で鏡の前で横を向いて顔だけ鏡をのぞいてみても良くわかりません。
真横から写真を撮ってもらうのが一番です。
写真を見ると、思っている以上に自分の体が『 ) 』こんな風に弓なりになっているのがわかります。
で、これをどうやって直していいかわからない、というわけで...
細かく言えばいろいろありますが、最初にするのは、
「お尻を1センチ後ろに出して、胸を1センチ前に出す。。ことをイメージする」です。
骨盤を下げようとお腹に力を入れて引っ込めても、背中にも同じぐらいの力が入るのでかえって腰を痛めたりします。
また、そんなに力を入れた状態は長続きしません。
だから、お尻と胸の位置をほんの少し変えるイメージを持つだけです。
それだけでも、最初はすごく前かがみになったように感じます。
でも、それも写真に撮ってもらうと、むしろいい姿勢になっているのがわかります。
注意するのは、あごを突き出して頭が前に出てしまわないように、という事です。
まず、体が楽だと感じることができますよ。