内臓下垂は万病の元

胃が本来の位置よりも下にさがってしまう『胃下垂』は良く知られていますね。
実は胃だけではなく、おなかの中の内臓は腸や生殖器(子宮、卵巣)、腎臓なども下に下がってしまう事があります。
それらを総称して内臓下垂と言います。
内臓下垂になるといろいろな体の不調につながりますので、早めに改善することをお勧めします。

内臓下垂の体への影響

内臓は、本来お腹の中にゆったりと納まった状態で各々の活動をしています。
ところが内臓が下がることで、お腹の下の方で満員電車の中のようにギュウギュウづめになります。
そのため、内臓は活発に働くことができなくなり、下のような不都合が生まれてきます。
reten 内臓の働きが弱くなり、消化する力や排泄する力が弱まる
reten 体温を保つための熱エネルギーを十分に作り出すことができなくなる
reten 熱エネルギーが不足して体温が下がったり、冷え性になったりする
reten 体温が低くなり、免疫力が低下して病気にかかりやすくなる
reten 体液(血液、リンパ液など)の循環が悪くなり(特に下半身)、体型が崩れる

内臓下垂の原因

内臓下垂の原因については、骨盤のゆがみ、筋力の低下、ストレスなどさまざまな情報が伝えられていますが、私自身正確には把握できていません。
経験上、内臓下垂の人に姿勢の悪い人が多いのは間違いありませんが、姿勢の悪い人すべてが内臓下垂があるかと言えば疑問です。
姿勢が良いのに内臓下垂と思われる人もいます。

内臓下垂の改善

結局原因が明確ではないので、それを改善の糸口にしようとすると、悪そうなことを片っ端から改善していってみるという絨毯爆撃(古い)のようなことをするしかありません。
悪い事を改善するのですからやっても無駄ではないのですが、下垂の改善を目的とした場合には効率が悪い事極まりないですね。
当院での内臓下垂の改善は、私の師事する整体の秘伝(秘伝なので公開できません)を使います。
やり方としては、内臓を直接モコモコいじってみても下垂は改善しないので、下肢の反射を使います。
アジャストが苦手な方には申し訳ないですが、下垂を改善した後にまた下がらないようにするためにアジャストが必要になります。
こればかりは、覚悟をしてアジャストを受けていただくしかありません。
でも、アジャストが痛くないことを知るいい機会になるかもしれませんね。